サロンの魅力を伝える!
お客様の心を掴むキャッチコピーの作り方
ホームページの一番上、チラシの見出し、Instagramのプロフィール——お客様が最初に読む一文で、その先を読むかどうかが決まります。センスの問題に見えるキャッチコピーですが、実際には再現可能な型があります。本記事では、サロンがそのまま使える型と検証方法を紹介します。
刺さらないコピーに共通する3つの特徴
1. 主語が「私たち」になっている
「心を込めた施術をお届けします」「上質な時間をご提供します」。これらはすべて提供側の宣言であり、読み手の頭の中には何も残りません。コピーの主語は、常にお客様の変化であるべきです。
2. 抽象度が高すぎる
「美しく、健やかに」のような言葉は、どのサロンにも当てはまるため差別化になりません。抽象的な言葉は安心感がありますが、選ばれる理由にはならないのです。
3. 誰に向けたものか分からない
誰にでも当てはまるコピーは、誰の心にも留まりません。「これは私のことだ」と思わせる名指しがあるかどうかが、読まれるコピーの分岐点です。
キャッチコピーの構成要素
強いコピーは、次の3つの要素のうち最低2つを含んでいます。
そのまま使える5つの型
| 型 | 構造 | 作例 |
|---|---|---|
| 変化提示型 | 〜だった人が、〜になる | ファンデで隠していた肌が、すっぴんで出かけられる肌へ。 |
| 時間限定型 | 〈期間〉で〈結果〉 | 60分、肌を立て直す。働く人のための集中ケア。 |
| 否定型 | 〜しません、代わりに〜 | 回数券は売りません。結果で通い続けてもらいます。 |
| 名指し型 | 〈対象〉のための〈提供物〉 | 産後3年、自分を後回しにしてきた方のためのサロン。 |
| 問いかけ型 | 〜していませんか? | そのケア、肌質に合っていますか? |
文字数の目安は15〜25文字。Instagramのプロフィールやリスティング広告の見出しは表示制限があるため、この範囲に収めると媒体を選ばず使い回せます。
言葉の材料はお客様の中にある
コピーをゼロから考える必要はありません。最も反応が良い言葉は、すでにお客様が口にしています。次の3か所から拾ってください。
- カウンセリング時の悩みの言葉(「化粧ノリが悪くて」など、そのままの表現)
- Googleマップの口コミで褒められている部分
- 施術後に思わず出た一言(「肌が軽い」「顔が上がった」)
プロが使う専門用語ではなく、お客様自身の語彙を使うことで、読み手は自分事として受け取ります。「毛穴の開き」より「夕方のヨレ」のほうが伝わる、というのはよくあることです。
作ったコピーを検証する方法
完成したら、次の3つのテストにかけます。
- 置換テスト:競合サロンの名前に差し替えても成立するなら、独自性がない
- 読み上げテスト:声に出して1息で読めなければ長い
- 反応テスト:Instagramのプロフィールを2週間ごとに入れ替え、プロフィールアクセスから予約への遷移率を比較する
特に3つ目は、感覚ではなく数字で判断できる唯一の方法です。ABテストを2〜3回繰り返せば、自店に合う言い回しの傾向が見えてきます。
まとめ
キャッチコピーはセンスではなく、「ターゲット・変化・具体性」の組み合わせと、お客様の言葉の引用で作れます。まずは5つの型に自店の情報を当てはめて10案書き出し、置換テストで生き残ったものを実際に運用してみてください。
なお、コピーで約束した変化は、施術とホームケアの両方で実現して初めて信頼になります。言葉を裏付ける商材選びも、あわせて見直す価値があります。
